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世界遺産と景観
2006 / 07 / 24 ( Mon )
ドイツにある世界遺産の一つ「ケルン大聖堂」が登録抹消されようとしているようです。(平成18年7月7日 朝日新聞朝刊より)
ライン川を挟んで、“高さ100mを越える4棟の高層ビル建設が計画され、「景観的価値を損なう」と判断した”というのが、世界遺産委員会が言う抹消の理由らしい。これに対してケルン市は「遺産登録対象は大聖堂で、街並みではない」と反論しているとのこと。が、世界的に“景観の調和を重んじる雰囲気が強くなっている”らしくて、その理屈は通りにくいそうで。
ケルン市といえば、歴史的建造物で有名らしくて、日本で言えば京都市における京都駅の議論のようなものでしょうか。パリのモンパルナスタワーだっけ、そんなのもありましたね。

こういった話題の際にいつも思うのは、次の二つの考え。
一つは、「古い物は“良い”とか“守ろう”とか言うけど、今作った物が数十年、数百年後同じように“良い”と言われるために今作ろうとしているのに、現時点の価値観だけで新しく作る物を抑え込むようにいろいろ言い過ぎじゃないか。」
もう一つは、「何かを作ろう(建てよう)って時は、その地域や街並みのいろんな文脈を読み取って、尊重すべき物は尊重しながら、そこに“調和”させるのが筋だろう。」
前者を尊重すると「何作ってもイイ」って思われるし、後者を尊重すると「結局、昔の物を越える物は作らない方がイイ」みたいにも思われる。
片っぽだけで考えちゃうとどっちかになっちゃうんだよな。ほどよく両方の考え方を織り交ぜるとイイと思うけど、まぁ難しいっちゃ難しい。

まぁ、時代の価値というのは、それまでに対象と人とが関わってきた時間に大きく左右されるから“現在”よりも“過去”に引っ張られちゃうのは仕方ない。結局、“現在”も“過去”になるわけだし、時間を断片的に見るのではなく、“過去”を含む“現在”として見るのがアレなんですかね。
でも、古い物を評価する世界遺産が、現在の景観にまで規制力を持つと変な方向に行ってしまう気がする。

ケルン大聖堂については、個人的には「抹消までしなくたって。。」と思いつつ、「もうちょっと考えてビル建てろよ」とも思う。
やっぱ“後者”に偏ってるかな。

しかしまぁ、日本もどこも高層ビル建てすぎだってば。。。

laud miyota
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