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オレ土木 #011
2006 / 04 / 19 ( Wed )
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加藤/ 今回のネタは「京都タワー」!日本を代表する観光都市「京都」において、異彩を放つ構造物なわけだけど、なんだかその不思議な存在感がとても気になってしまうんだよねえ。まあ、これが「土木」の括りで語って良いものかどうかは無視しますが。

中村/ これって下部のビルと一体になっている構造で、厳密に言えば「建築」の分類になるんでしょうけど、いいんじゃないですかね。大きく塔状構造物ということで。設計した山田守さんはお茶の水の「聖橋」にも関わっている人だし。

加藤/ とにかく、これを初めて見たのは15年くらい前なんだけど、学校の課題で京都の寺社仏閣を見に来たときに、駅降りて真っ先に目に飛び込んできたのが「京都タワー」で、それまでその存在を知らなかったから、すごくびっくりしたんだよね。こんなのあったんだ!って。

中村/ 特に東京人だからかもしれないけど、確かに通天閣や札幌のテレビ塔ほど知名度はない印象ですね。京都タワーにわざわざ行く人って少なそうだし。

加藤/ うん、実際登ってみたら、やっぱり人は全然いなかった。おまけに何だか「インチキItユs a small world」みたいな変な展示がしてあるんだけど、それが壊れてたりして、寂しさ倍増。時代に追い越されちゃった未来というか、そんな時代遅れ感がある空間だった。

中村/ でも、このタワーができた1960年前後って、タワー建設ブームで日本各地にタワーが建てられているんですよ。そう考えると、当時は時代の先を行く最先端の構造物だったんじゃないですかね。

加藤/ 確かにタワーって昭和の高度成長期のシンボルっぽいイメージあるよね。今でもやっぱり東京タワーを見ると、わくわくするもん。特別な存在感のある構造物というか、なぜか登りたくなってしまう。

中村/ あと、京都タワー以前にできたタワーってトラスとか鉄骨で組んだものがほとんどだったんですけど、京都タワーは鋼板をつないだシリンダー状の構造なんですよ。構造的にも斬新な存在だったでしょうね。

加藤/ 設計の山田さんの他の作品見るとアーチとかの曲線を使った構造が多くて、決して装飾的ではないけれど、なんだか「新しいことやってやろう感」がものすごく感じられるんだよね。
でも、当時京都の町並みにいきなりこれができると言われたら反発多かっただろうね。いちおう「和ロウソク」がモチーフらしいから、なじもうとする努力はあったんだろうけど。

中村/ まんまですけどね。ちなみに僕、以前某研究会でいろいろな視点からの京都タワーの見え方を調査したことがあったんですけど、どこから見てもけっこうよく見えるんですよね。特に、白い塔体に特徴的な赤い展望台が上部についてて、そこだけしか見えなくても京都タワーと分かるんですよ。

加藤/ たしかに鉄骨トラスの塔の先端だけ見えても、ビルの上のアンテナと見分けつかないかもね。

中村/ 京都駅舎なんかも、塔が駅の中から見えるように、額縁みたいな穴が開いてたりしてるし、完成当時と比べると、町のシンボルの一つとして少しは定着してるんじゃないですか。
京都駅の方が強烈な存在になってるから、街との対立も少し弱まって。

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加藤/ 結局、寺社仏閣建築という小うるさい姑が力を持っている「京都」という旧家で、色々小言を言われ続けて、ずーっと苦労してきた昭和の近代的なお嫁さんのポジションなんだよね。で、娘世代で平成生まれの「京都駅」は、もう現代っ子だから最初から開き直ってすごい格好なの。

中村/ そういえば最近なにかで面白い記事を読みました。むかし専業主婦があたりまえの時代に生きた母たちが、娘たちには自由に生きて欲しいと願ってたんですが、今あまりに自由に生きている娘たちに嫉妬しているそうです。女性の心は複雑ですね。京都タワーも京都駅に嫉妬してたりするんでしょうかね。

加藤/ だからさあ、いっそのこと開き直ってしまうべきだよね。もう旧家には遠慮しないで新しい生き方を歩みます!「和ロウソク」なんてモチーフは脱ぎ捨てます!みたいな。

中村/ 京都ならではの良さは壊さないようにしながら、上手く生まれ変わってほしいですね。

加藤/ 最近は京都タワーを盛り上げている団体(http://tawaken.web.fc2.com/top/index.html)もあるから、ちょっと楽しみだね。
でも2年前に行ったときは、展示の内容は変わってたんだけど、やっぱり寂しい内容だった。今どき太ったりやせたり見える鏡が展示物として置かれてるんだよ。すごいでしょ。

中村/ ある意味斬新ですけどね。
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長さ約270mm。 高さ約110mm。鉄製です。持ち手部分が藤で巻いてあります。サイズの合う和ろうそくは和ろうそく10号まで安全に使えます。 和ロウソク(IN YOUR EYES)ご主人はこのロウソクを残していきたい。その為に香りの研究も始めたとかで。今後は ロウソクをたくさん集めました【2007/07/27 09:07】
トラストラス (Truss) は、構造形式のひとつで、部材の節点をピン接合(自由に回転する支点)とし、三角形を基本にして組んだ構造である。材質としては木材や鋼鉄が使われることが多い。構造計算のさいに節点をピン接合とみなして理想化する場合でも、実際の構造物で純粋な 建築って何?【2007/10/07 10:50】
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