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オレ土木 #010
2006 / 04 / 05 ( Wed )
010_kamakura_roji

中村/ 今回のお題はこれどうでしょ?「土木構造物」というには、単にコンクリートの板を並べただけのもので、かなり地味ですが鎌倉の路地です。

加藤/お、これまででもっとも地味なチョイスだね。

中村/ たぶんデザインとか全く意識されてなくて、必要最低限だけブロック敷きました的なモノだと思うんですけど、なんだか引き込まれるというか、ちょっと向こうへ行ってみたくなる風景じゃないですか?

加藤/ 確かに道歩いてて、ふと脇にこんな路地があったら、ちょっと気にはなるよね。まあ、周りの状況から明らかにその先には何もなさそうではあるんだけど。

中村/ 今、道って舗装されて当たり前で、さらにそれをどうステキに飾っていくかということで色々造られてるんだと思うんですよね。交通量とかバリアフリーとか考えると、多くの場所では全面舗装は必要なわけですが、場所によってはこんな感じで十分なんじゃないかなって気がするんですよね。

加藤/ 舗装でデザインというと全面ぴっちりきれいに飾ればいいってもんでもないんじゃないかと思うしね。

中村/ たとえばこの写真みたいにブロック以外の何もしていない空間があると、何だか歩くという行為に特別な意識がでてきませんか?わびさびみたいな日本庭園的なしつらえと言うと大げさすぎますが。

加藤/ 人の歩くところが制限されると、すれ違いざまの譲り合いとか、人との触れ合いも生まれたりしそうだよね。まあ、今更「舗装はいらない」というと現実的ではないけど、時々ものすごく「何か」を表現するために必要以上に存在感が主張されてる舗装とか見ると、そこまでしなくてもとは思うよね。「海だから青!」「リンゴだから赤!」みたいに色が塗られたりするようなやつとか。道路空間全体でバランス取れてりゃいいのに。

中村/ 鎌倉って狭い道が多いのに車どおりが激しくて、結構危なかったりするんですけど、それは鎌倉時代から残る道の名残によるものだそうです。有名なお寺や大仏とかだけでなく、道とそれを取り巻く空間そのものが、すでに雰囲気を持った地域なんで、そのあたりの空気感とか大事にしたいですね。

010_kamakura_road
実はこれも鎌倉の道で、ただアスファルトで舗装されてるだけなんですけど、左右の擁壁や塀がいい感じにエージングされてたり、周囲の緑量も多かったりして、これはこれですごくいい感じの空間かなと思えちゃうんですよ。

加藤/ 自分たちの時代で考えると、アスファルトとかコンクリートって、実は原風景の中ですごく大きなウェイトを占めてて、素材としてそんなに抵抗はないんだよね。特に下町育ちとしてはアスファルトの道路にチョークで落書きしたり、人んちのコンクリート塀つかって鬼ごっこしたりして、身近な遊び場だったし。アスファルトってただ安くて使い勝手がいいからってだけで選ばれてて、ホントはもっといい材料使いたいけど仕方ないからアスファルトみたいな、可哀想な材料だよね。

中村/ なんとなく土を肉体と考えると、舗装って人間の皮膚みたいなものかなと思います。だから別に派手な化粧しなくても、丁寧に素材を磨けばもっと魅力的になると思うんですよね。人も風景も素材とその手入れが大事かなと。ちょっと個人的な好みもありますが。

加藤/ 確かにアスファルトとかコンクリートって皮膚っぽいよね。できたてのしっとりした表面見ると何だか触りたくなっちゃったりするもん。

中村/ その触りたくなる感覚は僕もわかります。

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