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オレ土木008
2006 / 03 / 08 ( Wed )

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金谷/ 前回の高輪架道橋を通り抜けて50mくらい歩いたらある橋やねんけど。しぶいね。なかなか味わい深いね。

加藤/ でしょ。運河を渡す橋に新幹線とJR貨物線の橋が載っかってるのってめずらしくない?運河と道路と鉄道が一点に集まるところで、それを処理していってできた形がね。えぐいね。

金谷/ そういう過剰なことしながら生活なりたたせてんのは、さすが東京な感じする。ある意味東京の名物やねんね、この橋。長さとしては30mくらいで、たいしたことないねんけど、上に新幹線の引込み線と貨物線がのってて、しかも走ってへんから、不必要にごつい橋にしか見えんていうか。シチュエーションの過剰さが形にでてるというか。


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加藤/ その不必要なゴツさって、こういった取り合いのところの仰々しさなんだろうね、全体のボリュームに対して、妙にマッチョな 印象 。

金谷/ 鋼板とかやたら厚いもんね。ボルトもでかいし。こういう鉄の重量感とか、頭打ったら、必要以上に痛そうなとことかゾクゾクけえへん?永代橋とかちょっと軽そうやから、あんましイタっぽく感じへんやん。

加藤/ 隅田川の橋とかのスマートさや繊細さに比べると、パーツパーツの塊感が大きいから、何だか大味な作りに見えて、頭でっかちな印象だよね。ちょっとデフォルメっぽいバランスというか、チョロQとか走ったら似合いそう。色がグレイだから目立たないんだけど、実はけっこうポップな橋なのでは。つーと大げさか。
20060309215349.jpg
金谷/ この橋を設計したときの技報に鳥瞰図*みつけたけど、これ見ると図面というよりマンガっぽいしね。でも実際通ると、短いから橋渡った感少ないし、全体の形を外から見渡せる場所もないし。、とっとと抜けられて終わり、みたいな存在で不憫な感じはするなぁ。高輪架道橋のついでにこっちも見て欲しい、とは強く主張しておきたいとこやね。

加藤/ あっちは結構紹介されているけど、こっちは全然ないもんね。いま浅草キッドが草野仁を押し出してるけど、ああいう具合に、いいとこ見つけ出して、露出させていかないと。

金谷/ コンパクトなわりにマッチョな感じということで、ひとしくんと。たとえのうまさはともかく、この良さを広めていかなあかんのは、おれたちの使命やね。

加藤/ 実際そんなニーズ自体が不明だけど、気持ちくらいは、そうありたいね。それはそうと、この橋の手前に、マンションあったじゃん。あそこで育った子供って、トンネルといえば高輪架道橋で、橋といえばこの芝浦橋って感じで育っちゃうのかね。

金谷/ 夏休みの宿題とかで、描く絵がこの変な橋とか、作文がトンネルをチャリで疾走して頭打ったとか、そんなんになるんかな。
おれ、大阪の山削った新興住宅地で育ったから、谷超えた向こうの山をバリバリ削ってる造成の現場を宿題で描いたことあったわ、そういえば。それで土木で仕事してるっていうのもなんか自然破壊にたいして反省がない人間な気がするけど。

加藤/ おれは隅田川沿いだからさ、橋っていうと「白鬚橋」とか描いたけど、それはけっこう土木的には望ましい環境だったんだ。あ、でも隅田川のカミソリ堤防にはいまだそれほど抵抗ないのは子供の頃の刷り込みなんだろうね。そう考えると、「低ーいトンネル」と「ごつーい橋」に囲まれて育つと、特異なバランス間隔の持ち主になっちゃうのかも。夏休みの絵の宿題とか見てみたい。

金谷/ このあたりやと、橋といえばレインボーブリッジなところで、あえてこの橋描くやつとか貴重やね。


 


* 芝浦橋立体トラスの設計・製作:高橋 泰富,西沢 啓治,土木技術,1970.9.

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