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オレ土木 #007
2006 / 03 / 01 ( Wed )
sbur01.jpg

加藤/ 今回はここ。とにかく通ってもらえばわかるけど、けっこう楽しい空間です。

金谷/ 土木のカタチとか存在に目を向けようというわけじゃなくて,「おもしろ土木を体験できる空間」の紹介?

加藤/ 「土木ならではの空間」であるというのは大前提だけどね。確かにここは土木とは関係なく「都内の面白い場所紹介」的なサイトでいろいろ紹介されてたりもするんだよね。通称「(タクシーの)提灯殺し」と言うらしい。正式名称は「高輪橋架道橋」というJRの鉄道橋(群)の桁下空間で,トンネルじゃないんだけど。泉岳寺駅付近にあって、芝浦側と高輪側を結ぶ抜け道として利用されてるみたい。スペック的には幅5mで桁下1.5~1.7mの空間が200m続いてる。

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金谷/ 1.5mはかなり低いな。計画してつくったんとは違うやろうね。

加藤/ 上の線路が先にあって、あとから通り抜けのために設けられたらしいんだけど、下に下水道が通っているので、これ以上深く掘れなかったみたい。

金谷/ へぇ.でも、こんないびつな空間のわりには歩行者も車もかなり通ってるし、えらいもんやね。ちゃんと計画してつくったらありえない構造してるから、地域のものすごい需要というか要望があって、気合で作った感じなんかな。そのへんラブリーやね。

加藤/ しかも、この手の「ガード下」にある暗くて怖い印象は無いんだよね。落書きはほとんどなくて、コンクリートも汚れてないし。あと、特別にデザインしてるモノじゃないんだろうけど、歩行者用の照明もチューブ状でちょっとプチ未来チックだったり。

金谷/ 「メッセンジャー」って自転車便の映画で、草ナギくんとかも疾走してたし、この頭スレスレの低さをチャリで疾走したら、けっこうおもろいんとちゃうん。もう中年なんで今日はせえへんけど。でも、このへんの子供とか根性試しですでに疾走しまくりな気はするな、実際。

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加藤/ 車は逆にこの高さにびびって、割とおそるおそるっていう感じで走ってるけどね。偶然ながら、その辺のモラルが保たれている。ま、そんなことより、紹介者としては、ただこの異常な「低~く」て「長~い」空間を体感できることがすげーっすよ!っていうことを主張したいの。土木を楽しむ一つとして、日常から外れたスケール感が体感できるということがあると思うんだよね。たとえばトンネルやダム、橋梁とかの「でかっ!」みたいな感覚っていうのが土木のすごさとしてよく紹介されてたり。で、それと同じような感覚で「低っ!長っ!」と楽しめる異空間が、まちなかに日常として存在していることが面白いでしょ、と。

金谷/ 普通はありえない空間が、日常として存在してるのは,たまたま来た人はおもろいかも知らんけど、でも実際ここ、生活道路っぽいし、泉岳寺駅から芝浦側にある大きな会社への通勤路になってるから、不便は不便やで、たぶん。
毎朝、ここで腰かがめて、頭下げながら、会社へ向かうサラリーマンがゾロゾロ歩いてるとか想像したら、ちょっとその絵は会社に隷属します感ありありで、不憫やわ。

加藤/ トンネル通って去勢されちゃうサラリーマンってとらえるから、つらいんで。たとえば、茶室に入るときに、腰をかがえめて、あたまをにじってはいるでしょ、そういう風にたとえてみると、ちょっとステキそうなイメージになるんじゃない?

金谷/ 頭をさげて、足元を見つめて、無心になって、トンネル抜けて、新しい自分に挑戦すんねや。
この低さのおかげで、ずいぶんと精神的な体験空間ができたんやね。周辺住民じゃないので他人事ですが。

加藤/ とにかく異質な空間だから、いちど行かないとわからないんだって。
で、ちなみに港区の観光ルートにもなっているから、地味な割にいろいろな顔も持った魅力的な土木施設ということで、今度のお休みにでもぜひ!とオススメします。
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