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土木な建築家
2006 / 01 / 28 ( Sat )
kano01.jpg


ウェスタン・ジャパンよりレポートします。

最近見つけた渋い建築に、この「旧加納町役場」があります。岐阜市の中山道沿いにありますが、少し注意しないと素通りしてしまいかねないほど一見地味な建築です。しかし一歩敷地内に足を踏み入れて輪郭からディテールまでいろいろな角度から観察してみるとこれがなかなか渋い。

設計者の武田伍一(1872-1938)は、戦前日本を代表する建築家の1人で、関西を中心に200以上もの建築設計を手がけた人です。アールヌーヴォーをいちはやく日本に取り入れた人物としても知られています。関東では千葉市稲毛海岸にある「旧勧業銀行本店(現千葉トヨペット)が代表的です。

武田作品では京都市庁舎とこの「旧加納町役場」がいちばん印象に残っています。コンクリートによる自由な造形の可能性を最も洗練された形で示してくれているように思えました。”直方体”が非対称にいくつか組み合わさったような外観と、1F・2Fに施された等比のアーチ窓などはいかにも「幾何学」的です。観察すればするほど、隠れた造形の語彙を読み取ることができるかも知れません。

実は彼のデザイン対象は建築のみならず、橋梁や噴水(防災を兼ねる)といった土木のデザインにまで広がっています。大阪の「桜ノ宮橋」と京都の「東本願寺門前噴水」は代表的です。こちらについてもいつかご紹介します。

okd

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