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オレ土木 #017
2006 / 09 / 13 ( Wed )
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加藤/ 今回のネタはこれです。「新宿警察署裏交差点信号柱」。

鈴木/ なに?その名称は。こんな見てくれなのに名前が「裏」だなんて。なんかもっと気の利いた名前があってもいいのに…。

加藤/ 設置されている交差点が「新宿警察署裏交差点」という名称なので、この場だけの名称として、僕が適当に名付けました。これをデザインしたGK設計のサイトでは「サインリング」とか「交差点ゲート」なんて表記されてましたが、西新宿地区のサイン計画の一環としての呼び名っぽかったので、正式名称ではないと勝手に判断しました。

鈴木/ まあ、交差点の名前が「警察署裏」でも、位置づけとしては青梅街道からの「ゲート」としたかったんでしょうね。言葉遊びというか、パラドックスっぽいな。

加藤/ デザイン的には「ゲート」としてのケレン味と、煩雑になりがちな集合ポールの細部処理とが上手いこと消化されていて、交差点全体としてよくまとまってると思うんですよね。例えば信号の取り付け角度とか標識の設置箇所とか微妙な調整が必要なことを考えると「円形」っていうのは理にかなってる気がするし。

鈴木/ 西新宿って動線が立体交差してたり、建物の敷地ごとに空間の雰囲気が違ってたりして、空間的にバラバラな印象があるけど、ランドマークとしての存在感を持ちながら自己主張はそんなに強くないですよね。ドラスティックな印象だけど、重たさはないし、地方の照明ポールとかでやっちゃうような奇妙変な飾り付けはないし。そうそう、これに似たようなモノがが筑波学園都市にもありますよね?

加藤/ これが造られたのが1991年で、先んじて同じようなモノが筑波にユ85年に造られていますね。でもこれ、バブル期真っ盛りのものなんだけど、今見ても全然時代遅れな感じもないんですよね。まあ、カタチはもろGK設計のムダのないデザインで、いかにも公共物な感じだから古い新しいはないのかもしれないけど。むしろネットで調べてみたりすると、アマチュア写真家のサイトで「近未来」的な風景として、よく被写体になってたりもして。

鈴木/ 確かに隣接するビルの広場にある「LOVE」の彫刻と一緒に、ドラマなんかでよく見るから、フォトジェニックなデザインとも言えますね。ちゃんとした名前がない割に、結構キャッチーな存在なんだ。

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「LOVE」と未来都市

加藤/ 高層ビル街の西新宿と、緑に囲まれた筑波学園都市といった、両極端な空間で成立するデザインというのは、公共デザインとしては理想的ですよね。ボリューム感を考えると「どこにでも」とはいかないだろうけど、集合ポールのスタンダードの一つとして定着良いカタチだと思うんですよねえ。

鈴木/ 西新宿も筑波も、開発系の街だから設置できたのかもしれませんね。さまざまな人が集まってきてそれぞれに歩き回る街の中に存在する「円形」=「輪」というカタチ、そこには何らかの意味が込められているのでは・・・。なーんていう図像学的解釈は、遅ればせながら読んでいる「ダヴィンチコード」の影響受けすぎ?

加藤/ あ、でも実は航空写真で西新宿を見てみると、この交差点を筆頭に、各所に「円形」が見られて、それはもうあたかも「ミステリーサークル」かのような…。前回からしつこいですが、都庁の柄やら土地の湿っぽさやら、きっと何かありますよ。

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西新宿ミステリーサークル群(黄色は今回の交差点)

鈴木/ 近未来からSFに飛んじゃいますか。土地の履歴も考えると結構ディープかも、西新宿ってば。
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オレドボク#16
2006 / 08 / 23 ( Wed )
鈴木/ 今回は、高いところから土木や街を語る「高見のドボク」シリーズ第1回ということで。早速、東京都庁展望室で西新宿を見下ろしてみましょうか。

加藤/ 勝手に新シリーズって!まあ、三十年以上都民やってるけど、展望室に登るの初めてなんで、おもしろそうですが。

鈴木/ へぇ。近所に住んでるし、タダなのに。私は初めて行く街で、タワーとか高い建物があると、登って上からまず街を見下ろしてみるようにしてるんですよ。街全体のおおまかな骨格や雰囲気をつかめるから。

加藤/ 確かに色々見えますね。新宿って都心とはいえ、外郭に位置するから一方向に六本木ヒルズや東京タワー、お台場がまとまって見えるから、ちょっと得した気分かも。

鈴木/ 今の都庁が建った時は時代が時代だったから、バブルの塔呼ばわりされてましたけど、生来の都民としてはどうです?

加藤/ もともとは23区でも東のほうに住んでたので、あまり地元意識はないですよね。でも確かに広場空間の作りとか、ちょっと前に流行ったような彫刻作品とか、バブリー感たっぷりな印象ですよね。きっとこのファサードのゴチャゴチャ感はそこら辺ごまかすためのカモフラージュ柄なんですよ。

鈴木/ えぇ~?そうかねぇ?ところで、都庁が建つ前の西新宿ってどんなだったんです?

加藤/ 淀橋浄水場だったと何かで読みました。ヨドバシカメラの名前の由来はこれらしいですよ。江戸の頃とか、もっと前は池があったらしいです。近くでは温泉も出るんですよね。結構水っぽい履歴の場所ですね。

鈴木/ ここから都内に水が流れていったように、今では行政サービスが送り出されてるんだ。ここは集積する街というより、流出する機能の街ってことか。すると、人がわんさか集まってる駅東とはかなりイメージは違いますね。上から見ると、大規模再開発の割に雑多な街区もあるなあ。

加藤/ 高層ビルのすぐ脇に地上げで寂れた住宅地があったりして、高層ビル群以外は放任されてるというか。

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左:クアラルンプール 右:新宿

鈴木/ シンガポールのクアラルンプールも高層ビルの多い街だけど、新宿とは印象がかなり違う。クアラルンプールは森の中に都市があるという状態だけど、新宿はビルばっかりで緑地がない。都市が飽和してる。

加藤/ でも、ここから見ると、明治神宮とか新宿御苑とか、けっこうな緑量もあるんですよね。夜見たら、ネオンで光る街の中に大きな暗闇がぽかーんと口を開けた感じに見えるんだろうなあ。

鈴木/ 都庁のすぐ下に新宿中央公園の緑がありますね。新宿の端っこなのに中央ってどういうこと?隣にある熊野神社が新宿の結界をなしていると読めなくもないけど。

加藤/ 中央公園、やたらと人が多いなあ。何かイベントかな?

鈴木/ 夏まつりっぽくないし、炊き出しとか? ちょっと降りて確認しますか。ところで、新宿駅って、全国のどんな観光地よりも入り込み客数が多いんですって。ま、東口の繁華街とか、巨大ターミナルってことで理解はできるけどね。ほぼオフィス街の西新宿で、日曜日なのに人が多いのは皆展望室目当て?

加藤/ きっと鈴木さんみたいに高いところに登りたがる人がたくさんいるんだねえ。でも犬を連れたり、デートっぽい人たちも結構いるし、日曜なら車少ないから、ただ散歩するにはボリュームとか街路のつくりとかほどよい具合の街なのかも。

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左:鈴木さんみたいな人々の列 右:都庁西側の立体交差(下:公園通り、高架:南通り)

鈴木/ 確かに。でも、ペデストリアンデッキとかあるけど、なんか谷っぽくて入り組んでてちょっと複雑。テレビのロケにはよく使われてるけど、そこに出てくるイメージと実際がかけ離れてる感じ。

加藤/ お台場とか六本木、汐留あたりはコンセプトありそうだけど、ここの再開発が始まった頃は、そういう概念はまだなかったんでしょうね。

鈴木/ まあ、デザイン的なこととか使い勝手とかが今イチなのは、ありモノの土地を民間に売っちゃって、区画ごとに好きに使わせているからなんでしょうね。その点、六本木や汐留なんかは全体としての役割分担がはっきり設定されているんじゃない?

加藤/ 最近の街ってはっきり線引きがされてて、隣接する地域とは隔離された空間として整えられすぎるような気がする。きれいに飾られたステージとゴチャゴチャしたその舞台裏みたいな。西新宿の場合、近未来的なボリュームと昔から残る街のボリュームがじわりと入り組んでるというか、水っぽい土地の持つじめっと感が残っているような印象がある。まあ意図的ではないんだろうけど。

鈴木/ なんて言ってる間に新宿中央公園到着。都民の憩いの場、って感じはしないなあ。なんでここだけ公園にしたんでしょうね?他にはロクなポケットパークもないのに。

加藤/ やっぱり熊野神社のためなんじゃないかな。十二社(じゅうにそう)っていう別名もあるくらいだし、新宿の総鎮守ですから。

鈴木/ そうか。それなら、中央公園の「中央」は、地理的なものじゃなくて、まちの成り立ちとか精神性とかに関係あると解釈できますね。

加藤/ 「実は都庁のゴチャゴチャした柄も何かの呪文的な意味合いが!」なんてことはないかもしれないけど、全く新しい街を創り出した六本木なんかと比べたら、西新宿にはまだまだ土地の履歴が残ってるし、その影響を受けているってことなんでしょうね。

鈴木/ じゃあ、次は履歴の浅そうな六本木ヒルズタワーに登って比較してみますか。

加藤/ あ、オレ、ヒルズも未体験だ。

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オレ土木#15
2006 / 07 / 19 ( Wed )
中村/ 沖縄行ってきたんですって?うらやましい。で、何しに行ってきたんですか?

鈴木/ ただの遊び。石垣島から波照間島、ついでに宮古島へ。でもね、宮古島に「地下ダム」ってのがあると事前に聞いたので、それを見学に・・・と思ったら、そうはいかなかった。ポカーンとした地下の空間を想像して行ってみたら、全然違ってね。

中村/ どういうものなんですか?地下ダムって。

鈴木/ 宮古島は珊瑚が石灰化した地層が隆起してできた島で、川がないうえに、石灰層だから保水力もなくて、水に苦労してきたんだって。でも、その石灰層が雨水を濾過するので、島の水は硬水だし、海がウソみたいにきれいなの。いや、ホント、キレイだった~!

中村/ で、地下ダムは?

鈴木/ あ、ハイ。その石灰層には小さい孔がたくさん空いていて、地下にドーンと壁を作ると、その小さな孔に水が溜まるという仕組み。農業用水確保のための施設で、ボーリングしながらコンクリを打ち込んで施工しているから、施設そのものは地下に埋まってるの。

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地下ダムのしくみ

中村/ ええっ!じゃあ島全体がダム!?なんかすごいですね。
  
鈴木/ 全体じゃないけどね。見学に行った資料館にはジオラマや模型があって、地下ダムの仕組みや工事の方法なんかが丁寧に解説されてた。

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左:施工の断面模型 右:水質管理池

中村/ 自分たちの足元にダムがあるなんて気づきませんからね。でも、残念ながらこういう資料館ってあまり行かないですよね。わざわざ南の島で。

鈴木/ そうね、ま、フツーの観光客はね。ここに行ったのが平日だったせいか、私も受付の女性に怪しまれて。

中村/ 観光客が一人で、しかも女性が土木施設見学なんて、やっぱりちょっと・・・。

鈴木/ 悪かったね。地下ダムの説明から、だんだん話が広がって、島の農業や環境、ついでに将来まで熱く語られちゃったよ・・・。

中村/ 同じ女性同士、「この人ならわかってくれる!」って思われたんでしょうね。南の島に旅行に行ってこんな写真取ってくる女の人、そうはいないと思いますよ。

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左:波照間島ベムチ浜 右:日本最南端の土木構造物?

鈴木/ いやいや、これ、スゴイでしょ?何かの要塞みたいで。日本最南端の有人島・波照間島の、南岸を散歩していて見つけた施設。これこそ、日本最南端の土木でしょ!

中村/ 迫力ありそうですねぇ。遠くから見ると遺跡のようでもあり、なんだかものすごく大事なもののように見えますが。で、コレ何なんですか?海水引き上げて、塩でも作るんですかね。

鈴木/ うーん、農業系施設だとは思うんだけど、現地ではなんのインフォメーションもないから正体不明。でも、こんなマッシブな施設が、ビーチの脇にドーンとあるんだから驚くよ。景観もデザインもへったくれもないし。

中村/ 宮古島のダムは地下に埋まってるけど、こっちは包み隠さず、ですね。どっちも島の生活には必要なものなんでしょうし、その必要に応じた形態を取ってるってことなんですね。

鈴木/ 波照間島ではこれ以外にも、配水タンクとか貯水池、電波塔や発電の風車みたいな施設がむき出しなの。土地が平坦だからどれも目立つんだけど目障りじゃない。

中村/ そういう施設も島の一部、個性であることが自然と感じられる?

鈴木/ そう、土木が切実に島の暮らしを支えていることの表れのような気がして。

中村/ それって土木の本質というか、理想的なイメージですよね。東京とかにいると、自分たちの生活を支えたり、守ってくれる土木施設は、遠くのダムだったり地下河川だったりして、あまり身近に感じることがないですから。

鈴木/ あ、そうだね。私、南の島で土木の本質を見てきたってこと?

中村/ そうですよ!だからやっぱりもう一度行って、その目で要塞だか遺跡だかの正体を突き止めてくださいよ。

鈴木/ そうそう何度も行けません。

中村/ 僕はやっぱり塩田だと思うんですけどねー。

鈴木/ そんなに塩を作りたい?

中村/ ここに水を溜めて、蒸発させて・・・。で、“日本最南端の塩”として売り出す!自然食品ブームだし売れると思うけどなー。

鈴木/ 塩だとか深層水だとかって、既に手垢が付いた感じがするな。それならいっそ、“南十字の星屑塩”なんてベタベタなネーミングのほうがお土産としてはいいんじゃない?

中村/ やっぱり塩田だって認めてくれます?!


※宮古島地下ダム
http://www8.cao.go.jp/okinawa/4/441.html
※実際には、要塞は沈砂池でした。中村君ハズレ。
http://www3.pref.okinawa.jp/site/view/contview.jsp?cateid=53&id=11064&page=1
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オレ土木 #014
2006 / 07 / 05 ( Wed )
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中村/ 今回は、オレ土木#013「レインボーブリッジ」からのお台場つながりで照明柱です。照明柱って鋼製のものが多いので、このコンクリート製というのはなかなかめずらしいですよね。個人的には素材感が結構好きなんですが。

鈴木/ なんだか電柱っぽいよね。

中村/ 実はこれ、基本的な作り方は電柱と一緒なんです。筒状の型枠にコンクリート流し込んで、高速で回転させながら締固める遠心成形という方法で、通常の電柱もこのようにして作っているそうです。

鈴木/ へぇ~、電柱って中が空洞になってるんだ、知らなかった!電柱は街中で悪者扱いされがちだけど、実は、電柱自体というより、クモの巣のように張り巡らされた電線や、上部にへばりついた変圧器なんかのほうが目につくよね。街区が複雑なところなんかは、無理して電線張るために電柱を別の柱で支えたりしてるし。

中村/ 構造的に無理しているカタチっていうのは、構造を知らない人でも本能的に違和感を感じるんでしょうね。たまにそういうのを狙った構造物もありますが。

鈴木/ あきらかに電柱類にはそんな効果は必要ないよね。

中村/ ちなみに、この照明柱は磨いて骨材を表面に現すことで、ちょっと違った質感に仕上げています。

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鈴木/ 本当、近くで見ると電柱とは違った印象だね。石材っぽい感じ。

中村/ 地味な子が、磨かれたら実はこんな一面も持ってました。で、お台場でデビューしましたって感じですね。マイフェアレディみたいに。

鈴木/ 古いねー。せめてプリティウーマンって言わないとイマドキの子にはわからないでしょ?

中村/ でも鈴木さんには分かりやすいでしょ?

鈴木/ そんな歳じゃない!でも、素材感で勝負しているのは好感がもてるよね。照明中や防護柵の色について言うと、特に地方へ行くとダークブラウン信仰っていうのがあってね。

中村/ なんですか?ダークブラウン信仰って?

鈴木/ こげ茶なら都会的でオシャレで景観的にも優れてます、って考え方。一概に言えることじゃないのにね。お台場は海に近いし、耐蝕性に優れたコンクリートは素材としてはいいと思うし、デザイン的にもシンプルでなかなかいいよね。

中村/ 信号機や標識も集約されてたりするんですよ。

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鈴木/ ん?でもこの接続部なんかはちょっとぼてっとしすぎじゃない?気にし始めるとさっきの歩道用のも、上部だけ鋼製の部分があるけど何のため?ここにもダークブラウン信仰が!!

中村/ ・・・これは多分、電気設備を収めるためじゃないでしょうか?

鈴木/ それにしても笠の形状にもちょっと凝っちゃって・・・車道用は潔いほどシンプルなのに・・・。地味な子が、磨かれたら実はきれいだったけど、さらに彼の気を惹くために勘違いおしゃれをしてしまった少林サッカーのヒロインみたい。

中村/ 根はまじめでいい娘、ということですよ。でも、確かに気にして見始めると、照明柱も、ボラードも案内板の脚も全部一緒で、統一されたデザインはいいんですが、さすがにちょっとおなかいっぱいという感じもしますね。大量生産で単価は下がったんでしょうけど。

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鈴木/ お台場っぽいといえばお台場っぽいよね。

中村/ どういう意味ですか?

鈴木/ 細かいところまで人の手を入れて造りました、っていう人工感が。土地自体が人工だしね。

中村/ そういえばお台場ってスペースコロニーっぽい感じもしますね。都心からちょっと離れた衛星みたいなポジションだし、人工の砂浜あり、人工の空あり。サイド7ってこんな感じかなー。

鈴木/ たぶん違うと思うよ。

*)アニメ「機動戦士ガンダムシリーズ」に登場するスペースコロニー群の一つ。主人公アムロ・レイの出身地。
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オレ土木 #013 レインボーブリッジ
2006 / 06 / 21 ( Wed )
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加藤/ 前回の「東京タワー」でふと思ったんだけど、同じ東京の巨大土木でも「レインボーブリッジ」は東京名物になれてないのが個人的に残念なんだけど。そういうのない?

金谷/ 気にしたことない。ていうかお台場自体いかへん。

加藤/ その発言って、地方人的にはイメージがお台場としかくっついてないってこと?いちおうここの話題的には、東京にある土木施設としては「東京タワー」に次ぐ十分なボリュームを持った存在なのに、東京のシンボルとしては今ひとつなのは何でなんだろ?ってとこにしたいんだけど。

金谷/ レインボーブリッジって、イメージ的にはフジテレビの手前のもんくらいの感じかな。神社の参道の急な長い階段とかそんなレベル。通るだけやし。

加藤/ そのイメージだと、東京のシンボルにいたるにはほど遠そうだな。ロケーション的にも割とフォトジェニックだったりするんだけどなあ。

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金谷/ 土木って、でかいとこがアレなんだけど、かなりでかいわりには存在感うすいっていうのも、それこそ無駄遣いな感じもせんでもない。

加藤/ まあ、お台場の開発自体が今ひとつぱっとしないから、橋もそれほど相手にされないのかなあ。

金谷/ ベイブリッジは東京からやと「横浜に来ました」感があって、ゲートみたく感じるけど、都心からレインボーブリッジ渡って「来たぜ!お台場 !」みたいな興奮もなさげやしね。

加藤/ 元々は幻の「都市博」へ向かうための夢の架け橋になるはずだったのに、渡すべき未来都市はまだ空き地だらけだしね。へんに住宅地とアウトレットみたいな感じするもんね。バイパス多いし。郊外感というか。

金谷/ 郊外に住んでる人が、都心抜けて、レインボーブリッジ通って、お台場行っても、既視感だけ。夢の架け橋とおって、その先は、夢やなくて、日常やった、てかんじ?それにしても「お台場」からはなしが抜けへんね。

加藤/ 結局「東京代表」っていうイメージは定着しにくいのか。ベタだけど、せめて名前に「東京」とかつければ良かったのに。流行の命名権売買して、ご近所のよしみでフジサンケイグループが「東京」の名前つけてくれないかな『東京○○大橋』とか。地域密着目指した「東京ヤクルトスワローズ」みたいに。

金谷/ ていうかすでにフジサンケイグループやろ。映画で勝手に封鎖してるとことかみると。

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加藤/ まあ、そもそも橋自体が、違法だけど横浜ベイブリッジのように車止めて眺めることもできないし、歩道もあるけどただひたすら長く苦しいだけ。アンカレイジに展望窓あるけど、桁裏見るだけだったような。確かに何のアミューズメント性もなくてつまんないってのも問題なんだよね。

金谷/ 微妙にネガティブやな。この橋嫌いなん?

加藤/ 別に嫌いじゃないんだけど。昔つきあってた彼女にふられた時のデート先がお台場だったりした思い出はある。

金谷/ へぇ。『東京思ひ出橋』とかに名前かえてもらっとく?

加藤/ それは勘弁して。
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